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日刊食品通信
2019年4月18日

3月のアイス市場、7%減(本紙調)


仮需の反動に花冷えが追い打ち

  本紙が集計した3月のアイスクリーム市場は、前年同期を7%程度下回って着地した。2月末に仮需が発生しており、前年割れは想定内。しかし、昨年は各地で3月の最高気温を更新し、名古屋や京都では20年ぶりに3月の夏日(25度以上)を記録した。一方、今期は下旬にかけて真冬を思わせる花冷えとなり、市場は盛り上がりに欠けた。また、昨年同月のベースが6%増と高かったこともマイナスを拡大させた。各社の3月実績は次の通り。

 ロッテは7%減。「爽」が30%増。“バニラ”がCVSの発売時期のズレでマイナスとなったが、2品同時投入した“チョココーヒー”と“バニラ×三ツ矢サイダー”がけん引。「爽」ブランドは100億円商材に成長した。「雪見だいふく」が5%増。パーソナルが3%減となったがマルチが15%増と好調。「クーリッシュ」が10%減、「モナ王」が15%減、「レディーボーデン」が10%減、「ガーナ」が10%減、「ハーシー」が5%増、「ドール」が7%減、「バニラバー」が7%減。江崎グリコは16%減。前月が仮需で3割増となっており、前年も20%増とベースが高く苦戦した。「ジャイアントコーン」が25%減で“大人”を含めると20%増。「パピコ」は18%減で“大人”を含めると15%減。「アイスの実」が18%減。「牧場しぼり」は11%減。「パナップ」は31%減。マルチでは350円・OP計で23%減、450円層が11%増、500円層が4%増、マルチトータルは4%減。森永乳業は8%減。「モウ」が3%増。「ピノ」が10%減。昨年15%増だった「パルム」は反動で2ケタ減となった。

▼以下略

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