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日刊食品通信
2019年2月26日

雪メグ、東南アジア諸国の市販チーズに進出


アジアの地位確立目指す

  雪印メグミルクは2017年8月のシンガポールを皮切りに、2018年にはタイ・マレーシアにおいて市販チーズ市場に参入。チーズ事業のボーダレス化を進めることで海外事業のさらなる強化を目指す。チーズ製造拠点は、日本・豪州・インドネシアの3ヵ国に位置しており、それぞれの国での販売を中心に行っている。これらの地域では、日本の技術を活かした商品開発・製造技術の強化・改善により販売の最大化に努めている。同社では、インドネシアをはじめとする東南アジアについて「日本ブランドの好意度が高く、堅調なチーズの需要伸長が見込まれる」としており、その将来性を高く評価している。

 東南アジア諸国で販売されるチーズはインドネシアで生産する。同社のインドネシアのチーズ事業は、家庭用PC市場で最大ボリュームを占めるブロックチーズにおいて、プレミアムから低価格帯までの幅広い品揃えを展開し、新規参入にもかかわらずシェアNo.2の地位を磐石のものとしている。すでにインドネシア内では主要11チェーンすべてに導入されており、現在、インドネシア国内向けNBとして、ブロックチーズ家庭用2品、業務用4品、ソフトチーズ業務用2品、スライスチーズ家庭用2品、業務用2品を展開。業務用では、新規顧客の拡大とオンリーワン商品であるソフトチーズ拡販等を行ない、18年も計画を上回る着地を見込んでいるほか、16年10月に発売した市販用スライスチーズも、販促強化を背景に計画を達成する見通し。

 今後は、さらに周辺国への輸出を進めていく考え。これらのグローバル展開により、アジアのチーズメーカーとしての地位確立を目指す。

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