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日刊食品通信
2018年10月19日

訪日外国人菓子購入金額、韓国初の前年割れ


7〜9月総計421億1,433万円、東アジア8割強に

  観光庁がまとめた2018年7〜9月の訪日外国人消費動向調査から本紙が推計した菓子類購入金額は421億1,433万円となった。前年比は一部集計方法が変更したため厳密には前期と一致しないが参考値として112.7%となる。9月の台風21号による関西空港閉鎖、北海道胆振東部地震による千歳空港閉鎖など自然災害等により、9月訪日外客数(JNTO調べ)は2013年1月以来5年8ヵ月振りに前年割れ。購入金額では韓国が初めて前年を割ったが、中国、台湾、香港など総購入金額の8割強を占める東アジア、東南アジアとも前年を上回っており、訪日外国人の菓子購入金額は依然として高い水準を維持していることがわかった。購入金額は、「国籍別費目別購入者単価」に日本政府観光局(JNTO)が発表した「訪日外客数」と購入率を掛け合わせて算出した。

 国別では中国が184億円4,695万円、前年比(参考値)112%。9月の訪日数は前年を割ったが、購入者単価が2,000円以上上昇し、購入金額増に大きく寄与した。韓国は77憶2,515万円、94.1%と初めて前年を割った。訪日数が7月94.4%、8月95.7%、9月86.1%となり7〜9月累計では92.4%と大幅減少。LCCの多い関西空港の閉鎖が影響したようだ。台湾は77億2,515万円、149.4%、香港は32億2,793万円、103.4%。東アジア4国では370億7,278万円、113.5%と増勢が続いている。東南アジア諸国では、タイが12億8,637万円、101.4%、シンガポール3億5,171万円、110.1%、マレーシア5億8,225万円、185.2%、フィリピン2億6,678万円、112.7%、ベトナム9億2,169万円、154%となった。

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