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日刊食品通信
2018年9月20日

キー、独自技術「KEY-POS」トラジャで商品化


コーヒー産業の一助に

 キーコーヒーは26日から、「トアルコ トラジャ KEY Post-Harvest Processing(KEY-POS)」を自社ECで数量限定発売する。100g豆、税込4,968円。19日、都内で報道向け先行試飲会を開き発表した。

 

 「KEY-POS」は2017年に発表した独自の精選技術。気候変動や病害虫被害でアラビカ種コーヒーの生産地が2050年に半減するなど、コーヒー産業が抱える課題を、環境変化に強い新品種や付加価値が与えられる技術の開発で解決する取り組みの一環で誕生した。同社がノウハウを持つ氷温熟成技術を応用したもので、既存品「氷温熟成珈琲」が生豆を氷温熟成するのに対し、「KEY-POS」はより原料に近いコーヒーチェリーを氷温熟成する。香味のもととなるショ糖、有機酸、遊離アミノ酸が増加するという。今回は初の商品化にあたり、自社農園を持つインドネシア産品種「トアルコ トラジャ」を採用。パイナップルやミックスベリーのような香味、黒蜜のような甘い余韻が楽しめる。コーヒーチェリーから加工するため生産地での設備が必要で、大々的な商業化には時間がかかるが、マーケティング本部開発研究所の大塚祐一係長は「当社の独自技術のため、まだまだ試せていない品種がたくさんある。将来のコーヒー産業を支える技術となるよう、研究を進めていく」と語った。

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