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日刊食品通信
2018年9月7日

北海道で震度7、酒類食品産業に被害


全域で停電、各社工場が操業停止に

  6日午前3時8分ごろ、北海道南西部の胆振地方を震源とする地震があり、厚真町で震度7の揺れを観測した。気象庁によると震源の深さは約40キロ。マグニチュードは6.7と推定される。この影響で道内全域の約295万戸で停電が発生。道内の工場は操業停止を余儀なくされた。さらに世耕弘成経済産業相は6日午前、運転停止した北海道電力の最大の火力発電所である苫東厚真火力発電所が運転を再開するのに、少なくとも1週間ほどかかるとしており、今後の需給への影響は避けられない見通し。

 乳業=道内全域が停電となり、高速道路・幹線道路も通行止めで、各社ともに集乳ができない状況となっている。今夏の猛暑の影響で酪農現場の負担が高まる中での地震発生となり、今後、搾乳の遅れによる乳房炎の広がりが懸念され、生乳生産量の5割強を占める北海道の生乳生産にも影響が生じる見通し。日本乳業協会では、「現時点で工場設備の被害はほとんどなく、停電により製造を停止しているとの報告が入っている」としている。明治は現時点で人的被害および建物・設備の被害なし。停電により操業を停止中。雪印メグミルクは人的被害なし。札幌工場は生産ライン点検等を推進。他6工場のうち、乳製品関連は異常なし。いずれも停電のため、操業を停止中。森永乳業は人的および工場について被害なし。停電のため操業を停止中。

▼以下略

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