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日刊食品通信
2018年7月9日

チューインガム、原点の“虫歯”を焦点


デンタルガム回復基調も小粒板大幅減

  チューインガムの苦戦が続いている。日本チューインガム協会がまとめた2017年の市場規模は、生産数量2万5.200トン(94.5%)、生産金額680億円(95.1%)、小売金額1,005億円(95.0%)と13年連続の前年割れとなった。ボトルガムは回復基調にあるものの、エチケット系の苦戦が響いた。ここ数年市場活性化の原動力となっていた小粒板ガムが、13年をピークにやや頭打ちの感がありマイナス傾向。エチケットタイプの小粒ミントガムは競合の激化で小粒板ガム同様に前年割れとなった。ただ、苦戦が続いていたデンタルガム、ボトルガムについては各社主力アイテムのアイテム刷新もあり前年を上回るなど、明るい兆しがでている。

 本紙推定によるタイプ別販売動向を金額ベースでみると、板物(一部シュガーレスを含む)は107億円(17.7%減)。小粒板ガムは、急拡大の反動もあり、4年連続の2ケタ減少。シュガーレスガムは560億円(2.1%減)。構成比も昨年の79%から82.4%に上昇した。ボトルガムはここ数年で前年に大幅にアイテム削減を行ったことから、ほぼ底を打った。苦戦が続いていたデンタル系は、12年後半からは単品が復調傾向をたどっており、ボトルタイプもアイテム縮小がほぼ終了、利便性を追及した新ボトルや、さらに値ごろ感の高いパウチタイプの登場で回復してきたようだ。エチケット系は“長持ち”をコンセプトにした商品が主流となっている。その一方で、風船ガム、子ども向けガムは目立った新商品投入もないが好調に推移している。

▼以下略

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