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日刊食品通信
2018年7月3日

6月の新ジャンル、PB国産化で上振れ


ビール類計は13ヵ月ぶりのプラス

  本紙が推定した6月のビール類販売実績(国産メーカー大手4社計)は、国産化されたプライベートブランド新ジャンルが上乗せし、前年同月比103.3%と13ヵ月ぶりのプラスとなった。昨年6月が、改正酒税法施行に伴う前月仮需の反動と製品値上げの影響で2ケタ減となっていたため、当初は数字上の回復が見込まれていたが、発売時期など商品政策の入り繰りなどで相殺され、3%の増加にとどまった。

 カテゴリー別には、ビールが96.0%、4ヵ月連続のマイナス、新ジャンルは116.1%、2ヵ月ぶりのプラス、発泡酒は98.7%、13ヵ月連続のマイナスだった。新ジャンルは新製品や派生商品の健闘で4社中3社が前年を上回ったが、韓国産PB商品の国産化も全体を押し上げた。カテゴリー構成比は、新ジャンル増勢で、ビール48.9%(前年同月52.6%)、新ジャンル38.9%(34.6%)、発泡酒12.2%(12.8%)となった。

 この結果を受けた1〜6月累計は、3カテゴリー計で前年同期比96.6%の約1億7,898万箱(ビール大びん換算)となった。5月時点に比べて1.5ポイントの改善。ビールが0.6ポイント改善の93.8%、8,546万箱、新ジャンルが3ポイント改善の6,972万箱、発泡酒は1.5ポイント改善の2,380万箱だった。構成比は、ビールが47.7%(前年同期49.2%)、新ジャンルが39%(36.8%)、発泡酒は13.3%(14%)。ビールでは「キリン一番搾り」「サッポロ黒ラベル」「サントリーザ・プレミアム・モルツ〈香るエール〉」、発泡酒では「キリン淡麗〈プラチナダブル〉」、新ジャンルでは「クリアアサヒ〈贅沢ゼロ〉」などが前年を上回ったようだ。

▼以下略

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