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日刊食品通信
2018年4月23日

17年度アイス、6年連続で拡大(本紙調)


売上高5,000億円に迫るも未達か

 本紙推定による2017年度のアイス売上高は4,970億円で、史上最高だった16年度を約1.2%上回り、6年連続で拡大したとみられる。17年度は5,000億円市場達成が期待されたが、8〜10月の天候不順が響き、直前で足踏みする結果となった。しかし、逆境にも関わらず過去最高売り上げの更新は、冷たいデザートとしての地位をより確実なものとしたことの表れであり、今後の成長も期待できる。

 好調の最大の要因は「冬アイス」の定着。非需要期だった冬場の需要が拡大したことでアイスクリームが通年商材となり、それとともにスイーツとして認知が広がっている。食料全体の年間支出金額をみると、「食料全体」が微増に留まっているのに対し、「アイスクリーム類」は3割近く伸長。好調の背景には「冬アイス」のほかにも、①各社の積極的な商品投入や流通の取り組みを通じた需要喚起の奏功 ②SNSや体験型情報発信など、新たな広告媒体を活用した新規需要取り組み ③スイーツとしての商品開発や新規参入など従来の枠組みに捉われない商品の投入—などもあるだろう。特に中・高価格帯の商品がCVSを中心に定着しており、一品単価の上昇が市場の好調を支えている。17年度売上高(4-3月)を月別(本紙調)でみると、4月2%増、5月6%増、6月4%増、7月7%増、8月7%減、9月2%減、10月5%減、11月前年並み、12月1%増、1月3%増、2月3%減、3月6%増。

▼以下略

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