ポテト系が3分の2を占める「スナック菓子」

 英語でスナックとは軽食などの意味ですが、ここでいうスナック菓子は、おやつやおつまみとして食されているもので、かつ、イモやトウモロコシ、豆類、小麦粉、米粉などを原料に食用油で揚げた菓子類の総称です。
 ポテト系としては、ポテトチップス、成型ポテト、細長いシューストリング、コーン系では、「膨れる」という意味をもつコーンパフ、コーンフライ、ポップコーンなどがポピュラーです。
 ポテトチップスは、じゃがいもを薄切りにしてから表面を水洗いした後、水分を蒸発させ食用油で揚げ、塩などで調味します。成型ポテトチップスは、じゃがいもから作られた生地を成型して油で揚げます。このため円筒形のケースに無駄なく収めることが可能です。また、最近はノンフライのポテトチップスも登場、徐々に人気が高まっています。
 コーンパフはトウモロコシを原料とし、型に入れて焼くときに空気を混入させます。見た目と食感のギャップが特長です。ポップコーンは言わずと知れた「映画のお伴」的存在で、小粒で種皮が固いポップ(爆裂)種を乾燥させ、油やバターをひいたフライパンなどで数分間炒り続け、粒の中の水蒸気が膨張し、弾けて大きくなったものに食塩などをまぶしたものです。(参考URL:日本スナック・シリアルフード協会 http://jasca.jp/index.php)